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双子ママ研究者の研究・育児日誌

文系の女性研究者(特別研究員PD)のブログです。 出産して双子の女の子のママになりました♡育児と研究の両立に奮闘するなかで思ったことを書いていきます。

学振面接【準備編】

私は平成26年度に採用された学振PDです。平成26年度は、学振の年齢制限が撤廃されたり、面接がポスターからパワポに変わったりした年で、それなりに変革(?)がありました。面接になった時は「なんで今年から年齢制限なくなっちゃったのよー!!」なんて心の狭いことを思ったものです。知り合いの方で、年齢制限撤廃のおかげで採用された人がいたと知って反省しました…

採用されたからこそ言える話ですが、面接経験は大きな糧になります。今では公募の面接のための一経験になったと思っています。

しかし、平成25年当時は、そんなこと全く思えませんでした。気持ちだけが先走るし、期待に胸は膨らむけれど、落ちた時の悪夢にうなされる…といった生殺しの毎日でした。当時私の所属していた大学では満期退学後に過程博士論文を提出できない…といった気持ちの悪い制度もありました。その頃DCだった私は、制度上PDになったら博論を提出しないといけない!!(さもなくば学振PD辞退 or 博士号を取るために学振後に再入学!)という状態でしたが、面接結果が出るまで博論が一文字も書けなかった…という有様でした。採用内定後の博論執筆の日々は地獄。二度とあの頃には戻りたくありません。

みなさん、学振面接の背景にはいろいろなプレッシャーを抱えていらっしゃると思います。パワポ作成の前例がなくて困っている方もいらっしゃると思うので、少しだけ私が気をつけたことを記しておきます。念のためですが、これはあくまで一例です。


1. 発表原稿作成
4分、短いですよね!倍の時間欲しいくらいですよね。その短い時間を有効に使うためにも、発表原稿はバッチリ作った方がいいと思います。一言一句正確に話した方が安全です。少し無駄な語が入るのも時間がもったいないです。それくらいカツカツです。しかし、かといって多くの内容を詰め込みすぎて早口の発表になるのは避けた方がいいです。面接官の方々は朝からたくさんの面接を延々と聞いています。面接官の方にやさしい発表(ゆっくり、はっきり、分かりやすい発表)を心がけて、短い時間に研究内容を理解してもらいましょう。おそらく、指定質問者の方は学振申請書をしっかりと読んできてくださっています。でもそれ以外の方は違うでしょう。そこは忘れてはならないところだと思います。私は【これまでの研究】(業績含む)に1分、【これからの研究】に2分半、残りの30秒に【受け入れ研究室との関係】を当てたと記憶しています。【これまでの研究】には申請書提出後の進展(業績)も盛り込みました。

2. 原稿は暗記した方がベター
私は過去に「伝える」原稿読みの訓練をしたことがあったため、内容を忘れるのがこわかったので堂々と原稿を持ち込んで読み上げましたが特に問題ありませんでした。しかし、一般的に原稿があると下を向きがちになりますし、会場を見渡しながらの発表も難しいです。そして、いかにも原稿を「読んでいる」プレゼンになりがちです。審査員の方に訴えかける発表が重要だと思います。

3.1枚のスライドの情報は少なく!
ポスターと違うスライドの利点は、情報をいくらでも小分けできるところです。できるだけ、1枚のスライドの情報量は少なくした方がいいと思います。圧倒的に分かりやすいです。これはプレゼン本に書いてあったことですが、時間がかなり限られている学振面接にはとっても重要なことだと思います。

4. 要約力
あとは、これに尽きると思います。研究内容は間違いなく複雑なものです。これをいかに単純化し、簡潔にまとめ上げるかが勝負です。私は気持ちとしては紙芝居を作るような感じで作りました。ストーリー性は重要かと思います。

5.模擬面接
これは絶対した方がいいです。学振面接経験者や指導教員の方などなどにお願いしましょう。伝えるプレゼンにするためには、人に聞いてもらってちゃんと自分の意図が伝わっているか確認することが大切ですし、本番のためにも思いっきり意地悪な質問をしてもらっていた方が良いです。

以上、簡単ではありますが、学振面接準備に関する私見でした。