学振PD終了に向けて
今月末で学振PD期間が終わります。年明けには学振RPDになります。
育児のための中断期間があったので、学振PDとして3年7ヶ月を過ごしたことになります。結構長い間だった気がします。この間、博士号を取得したり、結婚、妊娠、出産、育児といったライフイベントなるものを立て続けに経験したりしたからかもしれません。すでに学振PDがアイデンティティみたいになっているので、そうではなくなることが少し不思議な気持ちです。
研究業界において、定職を持たない状態で子どもを持つことは、かなり勇気がいることでした。少しの遅れが研究者生命を絶たないかと、かなり不安でした。でも、やっぱり子どもが欲しかった。研究はやめたくなかったけれど、子どもを欲しいという気持ちはずっとずっと前から持っていた気持ちでした。どちらも手に入れようと決める後押しをしてくれたのが学振制度の存在でした。そして、受け入れ研究者の方がこれらの事態に理解を示してくださったことも非常に大きかったです。
子どもたちはもうすぐ2歳。最近はかなり会話らしいやり取りができるようになってきました。イヤイヤは大変ですが、かわいいこともたくさん言ってくれるようになり、ママはますますデレデレです。
母親と研究者という2つの「お仕事」。どちらもやりがいがすごくあります。私にとって、どちらもすごく好きなことなんだと思います。これからもどちらにも真剣に向き合いながら、周りの大切な人たちと過ごしていきたいです。