双子ママ研究者の研究・育児日誌

文系の女性研究者(特別研究員PD)のブログです。 出産して双子の女の子のママになりました♡育児と研究の両立に奮闘するなかで思ったことを書いていきます。

大きくなったら小さい子に優しくしてあげてね

研究に育児に、保育園の送り迎えがしんどいと思う日もあるけれど、一昨日とっても心温まる出来事があり、疲れがふっとなくなりました。

 

保育園迎えの帰り道。双子姉を抱っこして、双子妹をベビーカーに乗せていました。

 

双子妹はいつも抱っこをせがんで大暴れ。双子姉がベビーカーに乗る頻度が激しく高く、双子姉はストレスを貯めて、最近ふいに爆発することがありました。そこでその日は双子妹をなんとかベビーカーに乗せて、双子姉をスリングで抱っこしていました。双子姉は嬉しそうにしがみついてきてキュン♡しかし、双子妹が気分を害し、帰路でどうしようもないくらいの大号泣になってしまいました。

 

仕方ないなぁ、と双子妹も抱っこしようとベビーカーのベルトを外そうとした時、「大丈夫ー!!!」と男の子が走ってやってきました。名札を見ると同じ保育園の年長さんみたいです。「抱っこしてほしくて泣いてたのよ。今から抱っこするから大丈夫よ。」と言うと、もう1人、年少さんの弟くんがやってきました。弟くんは以前から双子をかわいがってくれている子でした。「◯◯ちゃん!大丈夫!?」とヨシヨシしてくれました。電動自転車を押されながら、兄弟くんのお母さんもやって来られました。

 

双子妹は、相変わらず抱っこしてもらわないと許さない!という雰囲気でした。双子姉もスリングの席を譲るつもりはないようです。よいしょと双子妹を抱き抱え、2人抱っこの状態でベビーカーを押そうとしました。兄弟くんのお母さんは大慌て。「ええー!ちょっと、◯◯(兄)、◯◯(弟)!ベビーカー押してあげて!!」と言われ、兄弟くんがベビーカーを押し始めてくれました。双子用のベビーカーなので普通のベビーカーより重く、兄弟くんには重かったのですが、それでも2人とも一生懸命押してくれました。

 

ちょうど私の帰り道の途中に兄弟くんのお家があるということで、お母さんが「大丈夫です!!いっしょに帰りましょう!」と言ってくださり、兄弟くんのお家が近づくとお母さんは大急ぎで電動自転車をお家に置いて戻ってきてくださり、私のお家までベビーカーを押してくださりました。「双子、大変ですよね!!すごいです!!できることがあったらお手伝いさせて下さい!」と優しく微笑みかけて下さいました。そうおっしゃるお母さんも、実はもう1人上に男の子がいて、三兄弟を仕事をしながら育てている方です。お家に付き添って下さっている間も、私に気をつかわせないように「この子たち小さい女の子大好きなんですよ。よかったね、◯◯(兄)、◯◯(弟)」。と言って下さいました。純粋に本当に素敵な方だと思いました。

 

兄弟くんにベビーカーを押してもらっているとき、「どうもありがとうね」と言うと、お兄ちゃんが「小さい子には優しくしてあげるんだ。双子ちゃんも、大きくなったら小さい子に優しくしてあげるんだよ。僕はお手本になるんだ!!」と答えてくれました。弟くんも、双子のお世話ができることが本当に嬉しそうで、2人にとても優しく接してくれました。きっとお母さんがそう教えて育てているのでしょう。

 

この出来事以来、兄弟くんやお母さんと少し仲良くなり、今日も帰りがいっしょになりました。三兄弟を立派に育てていらっしゃるお母さんみたいに、私もいつか大変な思いをしている小さい子を持つママにあったかい気持ちをプレゼントできる人になりたいなと思いました。

 

新年度に向けて

今日で2016年度が終わりますね。来年度も引き続き、学振PDとして活動していきます。年度途中で任期がきれて、2018年1月より学振RPDになる予定です。この先は暗闇です。。。

 

今週、来週と保育園は年度の切り替えのため、休みの日が多いです。今まで最年少で、先生・ちっちゃな先輩たちから「保育園のアイドル」として可愛がられていた双子たちも先輩(!?)になります。特に双子を可愛がってくれた年長のおねえちゃんたちが卒園するのは寂しいです。本当にいい時期を過ごさせてもらいました。もうすぐもっと小さなお友達が入ってきます。双子は自分より月齢の低い子に少々先輩風を吹かせる傾向にあります。。。1歳児クラスの子にもお世話してもらっていた2人が、今度はお世話する子になるのでしょうか。

 

育児と研究の両立を目指し、不安と疲労に満ちあふれていた2016年度。しかし、その何倍も助けられた2016年度でした。保育園に預ける寂しさや罪悪感からは、保育園のおねえちゃんたちや先生方が解放してくれました。今では、双子たちは保育園でたくさんの人と接することができたり、お家でできない体験をさせてもらったり、むしろラッキーだったと思っています。笑顔がキュートで、それぞれの個性を存分に発揮している2人の成長が、パパとママは楽しみで仕方ありません。育児はまだまだとっても大変だけれど、完全に峠は超えました。大変すぎるときは長くは続かないのです。

 

研究も、妊娠・出産前と比べたら亀のようなペースですが、なんとかできています。突出した成果を出せたとは言えませんが、今年度に復帰していなければなかった人間関係の形成や、今後につながる話をいただけました。2016年度は今後にとって大きな1年になりました。子どもを預けるからには、絶対にこの1年に価値を持たせるという目標がありましたが、それはひとまず達成できたかなと思います。これらの成果は、家族親族の協力が大きかったと思います。

 

私も含め、研究者の妊娠・出産・育児は本当に不安を感じることだと思います。各方面から理解を得られず苦しまれている方もいると思います。そういう無理解は気にかかりますが、時代は少しずつマシになっているはずです。雑音を気にしているようなヒマなんてこの多忙な生活にはありません(と言い聞かせています)。できるだけ楽しく、ときどき落ち込んで、でも楽しく、育児と研究を両立するあり方について考えていきたいです。

学振三大悪制改善か??

先ほど学振から特別研究員採用者宛にアンケートが届きました。以前、クレジットカードの発行が出来たかというアンケート調査がきましたが、今回のアンケートはそんなレベルのものではありません!!

 

アンケート依頼メールによれば、

このアンケートは「特別研究員制度に対し様々な声が寄せられている中で、本全数調査により、特別研究員の方々がおかれている実態(真実)を把握し、新たな特別研究員制度の在り方について検討するうえでのエビデンスとして活用させて頂く予定です」とのことです。

 

しかも、調査されている実態とは、

 

①給与について

②研究機関との雇用関係について

③副業禁止について

 

です!!!

これはまさに、学振制度における三大悪制ともいえる制度についての実態調査ではないでしょうか。

 

①給与について

DCはもちろん、PDの給与も低いです。研究者業界では恵まれた給与に思えるかもしれませんが、他の職種と冷静に比較すれば低すぎることは明らかです。あの給与の中には、税金や保険、年金の支払いは含まれていません。この給与は「手取り」ではないのです。住宅手当等もありません。家賃の高い首都圏に住む方々にとってはなおさら少ない給与です。学振は海外での活動を推進していますが、国や場所によっては学振の給与では少なすぎてやっていくのが大変です。我々には、奨学金の返済という支出もあります。また、研究者の場合、研究者同士のカップルが非常に多く、お互い給与が安定しないのに扶養対象の子どもがいる場合、長期的な視野で見ると非常に危ういです。一家を養っている研究者もいます。扶養家族数と世帯年収を問えば、その危うさが見えてきます。研究者業界にいるからこの「一時的な給与」が魅力的に見えるかもしれませんが、外から見ればありえないような待遇です。しかも副業禁止って。。。優秀な研究者の原石は、他の業界や企業、さらには海外に流れてしまうでしょう。アンケートは上記のような実態を問うものであったので、心より改善を願います。

 

②研究機関との雇用関係について

このブログで書いてきた保育園問題において、雇用証明がでないことは有害でしかありません。妊娠中から保活をしましたが、体力的にも精神的にもとても辛いです。しかし、研究を続けたいならそれに耐えるしかありません。子どもを保育園に預けられないということは、ただでさえ競争が激しく雇用も安定しない研究者業界において、研究を諦めることを意味するかもしれません。また、私は本当は子どもが1歳になるまでは(本当は幼稚園に入るまで)ゆっくり子どもと過ごしたかったです(念のためですが、私は3歳児神話は一切信じていません)。でもそんなことをしたら、研究復帰できないかもしれないのです。1歳児クラスは0歳児クラスよりずっと倍率が高くなることが予想されるからです。本当なら研究者業界の就職難それ自体をなんとかして、産休育休(研究中断)後に安心して研究者として復帰できるようになれば一番いいです。でも、それが難しいなら、せめて学振の中断制度の期限である、子どもが1歳半になるまで研究中断できるという制度が有効活用できるための一助として雇用証明を発行していただきたいです。

 

③副業禁止について

特別研究員の給与は安い。任期もある。なのに副業禁止。非常勤にも制約がある。これも弊害です。研究成果を出すことを条件に、この制度も改善してほしいです。特別研究員は成果報告を年度末にしますが、これに対して大した介入は入っていないと思います。研究に専念するために副業禁止しているのに、成果に対してはあまり追求しないというのは不思議です。副業しても成果を出せば特別研究員としての責任は果たしているのではないでしょうか。しかも、その副業は研究者としての重要な経験となり、今後の研究生活につながるものかもしれません。あるいは経済的に不安定な研究業界において生き残る手段かもしれません。任期があるのに、この制限があるのは問題ですわ 

 

 

今回、このようなアンケートが来たことは本当に嬉しく思いました。今までこの現状は変えることができないものだと思っていましたが、声は届いているということです。まだ制度が変わったわけではないですが、ぜひ次につながってほしいなと思いました。これらの悪制があっても、不安定な研究者業界では学振は魅力的です。しかし、学振が研究者にとって「真に」魅力的な制度になってくれることを願います。

RPD申請:出産・育児による研究中断の影響

私は学振PDの研究中断期間〜研究支援再開準備期間に学振RPDの申請準備・申請をしました。もし学振RPDに採用されなければ、PD終了後、どんなふうに研究を続けていけばいいかは未知の世界です。子どもが幼い時期に想定される様々な困難を乗り切るためにも自由度の高い学振RPDは、現段階の私にとって、多くの縛りがある常勤よりもありがたい身分なのです。

 

RPD申請にあたっては、申請書にDCやPDとは異なる項目の記述が求められます。「出産・育児による研究中断のために生じた研究への影響について(以下、研究中断の影響)」です。

 

学振のホームページによれば、RPD制度は、例えば、非常勤研究員や任期付ポスドクが、出産・育児休業制度が適用されない場合があるため、出産・育児に際してその職を辞めざるを得ないなど、その後の研究現場への復帰が困難な状況になることを想定し、このような方々が研究活動を再開するための支援を行い、多様で優れた研究者の養成・確保を更に推進することを目指すものです。研究中断の影響の記述例としましても、同様の例が提示されています。

 

妊娠・育児のために研究職を失うという強烈な影響が例示されているため、私は研究中断の影響をいったいどんなふうに書いたらいいのか、かなり疑問に思いました。というのも、私は学振PDで、出産・育児のための研究中断ができ、中断期間分採用期間は延長され、学振PDという身分を持って研究復帰できるという立場にあったからです。一方、ネットを調べれば同様の経歴を持たれている方々がいることが分かりますし、RPD申請の際に現在学振の身分にあるかのチェック項目があります。なので、自分がRPD申請対象であることは明らかでした)。

 

しかし、妊娠・出産・育児をご経験された方々は、このライフイベントそれ自体が、どれほど研究者であることに打撃を与えるかご存知かと思います。RPDは競争相手が少なく、PDより採用されやすいというのは、おそらく事実のように思われます。子持ちの特権のようなイメージを持たれているのも分かります。しかし、今の研究者業界の諸々の事情は、子どもを持った研究者にとって辛辣です。ここには詳しく書きませんが、子どもを持っていないこと(あるいは子育ての主体でないこと)が前提とされてこの業界は動いていると思うこともしばしば。。。ある程度心身共にタフでないと(あるいは鈍感にならないと)しんどいことも多いかもしれません。

 

学振PD申請書執筆時、私はひとつきに国際学会を2本抱えており、(自業自得ですが)激しく忙しく、学振申請書は海外出張先で書きました。しかし、それよりも(少なくても私にとっては)学振RPD申請に向けての執筆の方がずっと大変でした。子育て中の研究者が、研究を続けるために何かをするということは、本当に本当に大変なのです。

 

でも昔と比べるとかなり改善されたみたいですね。RPD制度ができたのも比較的最近ですから。ネットの記事で読みましたが、ある女性研究者の方が、学振という自由な身分が妊娠・出産・育児にとって非常に助けになるという提案を公の場でしてくださったことが、RPD制度の発足のきっかけだったとか。学振制度を利用して、これらライブイベントを乗り越えようとしている身としては、この方にこの上ない感謝を申し上げます。

 

話は戻りますが、研究中断の影響は、必ずしも職を失ったほどの大打撃について書かないといけないわけではありません。現に、申請時には、学振PD期間が1年半ほど残っていた私が採用されているので、この点は全く問題がないはずです。しかし、このような状況にあるとしても、研究中断は一研究者に大きな影響を与えるわけです。経験者のみなさまはそれを痛感されていると思います。そのことをそのまま書いて、まず問題ないと思われます。

 

とはいえ、具体的にはどういうことを書いたかは気になられると思います。ここには個人情報が入りますので、オブラートに包んで開示します。例えば、妊娠中は海外出張が難しくなります。せっかく海外とつながりを作っていても(あるいは作ろうとしていても)それを強化することはできません。国際学会などをキャンセルすることにもなります。海外に限らず、体調によっては国内の学会、研究会、その他諸々参加できません。他には、これからの実質的な研究時間は、他の研究者と比べて確保できないのは明白です。出産後は勉強会さえ出産が難しくなりますよね。配偶者の事情によっては、単独で育児の主体者にならざるをえません。産前ブランクは産後のこのような状態にとってどう影響するでしょうか。などなど。真実を書けばいいわけです。

 

ちなみに一昨年まで、研究中断の影響は、申請書と別のA4用紙1枚にびっしり書かないといけなかったようです。しかし、私が提出した平成29年度採用の申請からは、申請書の【現在までの研究状況】の一項目に変わっています。過去のRPD採用者の方にA4用紙1枚にびっしりと書かれた理由書を拝見させてもらったことがありますが、ここまで個人情報を書かないといけないのかと思うことまで言及されていました。逆にいうと、そこまで書かないと埋まりません。やはり、そこは見直されたのだと思います。

 

妊娠・出産・育児に当たられている方は、ご自身が経験した影響を客観的視点をもちつつ、そのまま記述すればそれで問題ないと思います。

アメブロからお引越ししてきました!

双子ママ研究者のブログ、アメブロからお引越しのご報告

新年明けましておめでとうございます。

 

 

 

しばらくブログが更新できていませんでした(もともとそんなに更新できていませんが)。

 

 

昨年12月初旬頃から「はてなブログ」の講読にハマってしまい、「はてなブログ」ばかり見ていたため、アメブロに掲載していた「双子ママ研究者のブログ」がほったらかしになってしまいました。個人的な趣味として、私は空港や飛行機の旅が大好きなのですが、マイル取得の裏技なるものがあることを知り、そちらの世界にハマってしまいました。。。いわゆる「陸マイラー」の世界です。

 

 

私には双子を連れて世界の文化を満喫したいという野望があり、そのためにマイルを効率よく貯めたいと思っていました。そして趣味がこうじて、マイラーの方々のブログにハマってしまい、ついには最近、そちらのブログまではじめてしまいました。。。はじめは「陸マイラー」活動がめんどくさそうに思えていたのですが、なんとも小さな労力で多大な恩恵にあやかれることに気づいてしまいました。。。

 

余談ですが、研究者が「ハマる」とはどういうことか、研究者のみなさまはお分かりかと思います(マニアックな世界にズブズブになる感じです)。温かく見守ってくださる方々の中でマイルにハマっていこうと思います。こんなことを始められたのも、双子が1歳を過ぎ、日々しっかりと成長してくれて、やっと心に余裕を持った生活を送れるようになったからかもしれません。。。お正月前後に研究を完全休業にしたという事情もありますが。。。

 

 

とはいえ、研究と育児の両立はまだまだ大変です。。。今日も娘は熱を出し、保育園をお休みしました。今はぐっすり眠っています。。。

 


もちろん、女性研究者のキャリアパスについて考えるブログは続けていきたいです。しかし、講読しているブログが「はてなブログ」のものが中心になり過ぎて、アメブロにアクセスしなくなり、このブログが放置されてしまう恐れというか予兆を感じまくっています。そして「はてなブログ」ではじめたマイルブログの執筆が楽しくなりつつもあります。しかし、非常に母数が少ないマイノリティの方々かもしれませんが、その方々にとっては、「双子ママ研究者のブログ」が少しは力になれるものだと諸々の経験を通じて思っています。そして、私自身も備忘録としても書いていきたい気持ちもあります。だから、このブログは続けていきたい、しかし、放置しそうな自らの予兆を全身で感じる。。。

 

そこで、ブログを引っ越しました!!!「はてなブログ」は3つまでブログを併設できるみたいでよかったです!!!!!


引っ越すといっても、これまでのアメブロの記事はそのまま残していきます。これまでのブログ記事をコピーして「はてなブログ」でも掲載し、続編は「はてなブログ」のみにする予定です。ただもともと機械音痴なもので、「はてなブログ」の機能が難しくてなかなか使いこなせず、ところどころ変かもしれません。その場合はご容赦下さい。そして、定住できるようがんばります。。。


とはいえ、たとえば学振の取り方、学振を取って妊娠・出産をスムーズに行う方法、学振の保活事情、(双子)育児の初期における壮絶さを乗り越える方法などは、ある程度書き尽くした感じがしています。なので、例えばこれから学振(DC、PD)を目指される方はアメブロの記事を参考にされるだけで十分かと思います。もしかしたら、「はてなブログ」でも追加で学振情報を記載するかもしれませんが、最重要の話はすでに書き終えていると思います。

 

今後のブログの方針


これから書くことは、研究者の育児生活や実際RPDになるとはどういうことか、双子育児ってどういうものかといった内容になると思います(研究者が子どもを置いていく出張におけるジレンマ、子どもを連れて行く出張、年度途中採用になるRPDの諸々の実態、双子の話、そしてもちろん、女性研究者の研究と育児の両立の話など)。あと、RPDに申請する際、学振DCやPDとは異なる項目(妊娠・出産が申請者に及ぼした影響的な項目)があるのですが、そちらの書き方とかは新しいブログの方に書きます。アメブロでは広く学振に関するものも扱っていましたが、新しいブログは子どもを希望している女性研究者、子持ちの女性研究者、あるいは双子ママに向けた内容にできるだけ特化したいと思っています。と言いつつ、科研費の話とか始めるかもしれませんが(笑)

 

 

アメブロの記事を講読してくださったみなさま、ありがとうございました。「はてなブログ」で「双子ママ研究者のブログ」あらため「双子ママ研究者の研究・育児日誌」をはじめます。こちらを読んでくださる方はどうぞよろしくお願いします!!

学振面接【準備編】

私は平成26年度に採用された学振PDです。平成26年度は、学振の年齢制限が撤廃されたり、面接がポスターからパワポに変わったりした年で、それなりに変革(?)がありました。面接になった時は「なんで今年から年齢制限なくなっちゃったのよー!!」なんて心の狭いことを思ったものです。知り合いの方で、年齢制限撤廃のおかげで採用された人がいたと知って反省しました…

採用されたからこそ言える話ですが、面接経験は大きな糧になります。今では公募の面接のための一経験になったと思っています。

しかし、平成25年当時は、そんなこと全く思えませんでした。気持ちだけが先走るし、期待に胸は膨らむけれど、落ちた時の悪夢にうなされる…といった生殺しの毎日でした。当時私の所属していた大学では満期退学後に過程博士論文を提出できない…といった気持ちの悪い制度もありました。その頃DCだった私は、制度上PDになったら博論を提出しないといけない!!(さもなくば学振PD辞退 or 博士号を取るために学振後に再入学!)という状態でしたが、面接結果が出るまで博論が一文字も書けなかった…という有様でした。採用内定後の博論執筆の日々は地獄。二度とあの頃には戻りたくありません。

みなさん、学振面接の背景にはいろいろなプレッシャーを抱えていらっしゃると思います。パワポ作成の前例がなくて困っている方もいらっしゃると思うので、少しだけ私が気をつけたことを記しておきます。念のためですが、これはあくまで一例です。


1. 発表原稿作成
4分、短いですよね!倍の時間欲しいくらいですよね。その短い時間を有効に使うためにも、発表原稿はバッチリ作った方がいいと思います。一言一句正確に話した方が安全です。少し無駄な語が入るのも時間がもったいないです。それくらいカツカツです。しかし、かといって多くの内容を詰め込みすぎて早口の発表になるのは避けた方がいいです。面接官の方々は朝からたくさんの面接を延々と聞いています。面接官の方にやさしい発表(ゆっくり、はっきり、分かりやすい発表)を心がけて、短い時間に研究内容を理解してもらいましょう。おそらく、指定質問者の方は学振申請書をしっかりと読んできてくださっています。でもそれ以外の方は違うでしょう。そこは忘れてはならないところだと思います。私は【これまでの研究】(業績含む)に1分、【これからの研究】に2分半、残りの30秒に【受け入れ研究室との関係】を当てたと記憶しています。【これまでの研究】には申請書提出後の進展(業績)も盛り込みました。

2. 原稿は暗記した方がベター
私は過去に「伝える」原稿読みの訓練をしたことがあったため、内容を忘れるのがこわかったので堂々と原稿を持ち込んで読み上げましたが特に問題ありませんでした。しかし、一般的に原稿があると下を向きがちになりますし、会場を見渡しながらの発表も難しいです。そして、いかにも原稿を「読んでいる」プレゼンになりがちです。審査員の方に訴えかける発表が重要だと思います。

3.1枚のスライドの情報は少なく!
ポスターと違うスライドの利点は、情報をいくらでも小分けできるところです。できるだけ、1枚のスライドの情報量は少なくした方がいいと思います。圧倒的に分かりやすいです。これはプレゼン本に書いてあったことですが、時間がかなり限られている学振面接にはとっても重要なことだと思います。

4. 要約力
あとは、これに尽きると思います。研究内容は間違いなく複雑なものです。これをいかに単純化し、簡潔にまとめ上げるかが勝負です。私は気持ちとしては紙芝居を作るような感じで作りました。ストーリー性は重要かと思います。

5.模擬面接
これは絶対した方がいいです。学振面接経験者や指導教員の方などなどにお願いしましょう。伝えるプレゼンにするためには、人に聞いてもらってちゃんと自分の意図が伝わっているか確認することが大切ですし、本番のためにも思いっきり意地悪な質問をしてもらっていた方が良いです。

以上、簡単ではありますが、学振面接準備に関する私見でした。

学振PD結果連絡

昨日学振PDの結果通知が来たみたいですね。

PD結果が気になっていたのは、申請書を添削した友人が応募していたからです。

 

 

申請書を見ると情が出て来ますが、今年見た2人は仲の良い友人だったのでなおさらでした。

1人は修士時代を共にした同期。彼は留学していたので現在DCです。彼には私のRPD書類も見てもらい、とてもためになるコメントをしてもらいました。その彼から、昨日、PD面接免除の連絡がきました!!仲のよい同期の採用連絡だったのですごく嬉しかったです!!

もう1人は私が研究しながら子どもを産むための道筋を示してくれた友人。彼女がいたから、今の道があったと思っています。彼女の結果は面接でした!!訳あって彼女は面接を悩んでいますが、いずれにせよ応援したいです!!

ちなみに私はPD面接組でした。結果が面接だと連絡を受けて、そこから面接、面接結果発表まで生殺し過ぎて毎日吐きそうだし震えるような日々を送りました。面接日には心が震え続けてすでにストレスマックスになっていました。面接待ち中に初対面の同じく面接待ちの方と、このストレスについて共感し合ったのを覚えています。ライバルですが強烈な仲間意識を持ちました。どう見ても学振面接の方が道に迷っていると声をかけて助けました。こんなに震える想いを抱えた人が困っているのは本当に大変なことだ!!!!と訳も分からない正義感が芽生えたのを覚えています。それくらいに、面接の生殺し加減は苦しかったです。11月初旬の学会発表が終わったら、学振面接のことについても書けたらなと思います。


学振発表だけでなく、今は科研費応募時期ですね。私も若手Bと学術図書に初挑戦です。結果はだいぶ先ですね…特に学術図書は本当に本当に採用されたいです。また、育児への労力から公募には億劫になっていましたが、1つチャレンジすることにしました。1つのステップになるといいな…と思っています。いい連絡が聞けて嬉しかったので、私もがんばろうと思えました。